変形性膝関節症の保存療法 | 医療法人社団 札幌つきさむ中央整形外科

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変形性膝関節症の保存療法

変形性膝関節症に対する
当院の取り組み

変形性膝関節症は膝関節の軟骨がすり減り炎症や変形が生じて痛みが起こる病気です。
当院では変形性膝関節症に対し、痛みの軽減と関節症の進行予防を目的とした保存療法を中心に治療を行います。特に進行予防の治療により、症状の改善や再発防止はもちろん、手術の時期を遅らせたり、手術自体を回避させたりすることが期待できるため積極的に取り組んでいます。

変形性膝関節症の要因

要因は様々ですが、以下の3つが特に多いとされています。

  • ① 遺伝的要因
  • ② 筋力低下や体重増加
  • ③ 生活習慣(歩き方や日常生活の膝の使い方)
  • 変形性膝関節症の約8~9割はO脚動作などによる生活習慣が要因となります。
昇段時の膝痛

変形性膝関節症の痛みの原因

膝関節の軟骨や半月板がすり減ってしまうと、すり減った軟骨や半月板が関節の中で浮遊し、滑膜という組織を刺激し痛みが生じます。軟骨や半月板がすり減ってしまう原因としては前述したO脚が要因となることが多いです。

変形性膝関節症の模式図

O脚による弊害

O脚の使い方をしていると、体重が膝の内側にかかりやすくなるため、関節の内側の隙間が狭くなってしまいます。それにより、軟骨や半月板がすり減り変形性膝関節症が進行してしまいます。

変形性膝関節症のレントゲン

例えば、普段皆さんが日常で行っている椅子からの立ち上がり動作では、つま先より膝が外側に向いている状態で立ち上がると膝の内側に体重がより多くかかるため、変形性膝関節症の進行を助長してしまいます。

つまり、日常生活でO脚の使い方を改善することができれば進行を抑えられる可能性が あります!!

立ち上がる瞬間
【立ち上がる瞬間】

進行予防のための治療

O脚の使い方をしていると、体重が膝の内側にかかりやすくなるため、関節の内側の隙間が狭くなってしまいます。それにより、軟骨や半月板がすり減り変形性膝関節症が進行してしまいます。

変形性膝関節症の模式図
O脚動作とX脚動作
【O脚動作とX脚動作の例】

最後に

上記のように、当院では注射やお薬などの治療以外に、生活習慣の改善を目的とした指導を実施しています。
生活習慣を変えることができれば、変形性膝関節症は予防できます。日常生活で膝の使い方に注意した生活を心がけましょう!
また、上記ではO脚によって内側の軟骨がすり減っているケースを紹介しました。しかし、X脚により外側の軟骨が減っているケースや、左右で減り方が違うということもあります。軟骨のどの部分が減っているかは、見た目では分からない場合もありますので、レントゲンやMRIによる精査が必要です。当院ではMRIも完備しておりますので、まずはぜひ一度ご相談にお越しください。

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